2022年2月1日火曜日

お箏の譜面というものは(その2)

譜面のお話の続きです。
前回ご紹介した譜面は縦書きの譜面でした。生田流の譜面はだいたい縦書きで、縦譜(たてふ)と呼ばれています。

 「ひぐらし」の譜面
それに対してこちらは横書きです。山田流の譜面です。

『「秋風の曲」主題による筝四重奏曲』の譜面
こちらは現代曲で五線譜です。五線譜の場合は糸番号をふらないと弾けません。現代曲の場合は曲によって調弦が異なり、同じ曲でもお箏のパートによって調弦が異なるのです。弾く曲ごとに調弦が違っていることが多いので、五の糸が、この曲では「レ」別の曲では「ソ」だったりするのです。

とにかくお箏の譜面というものは、流派によって譜面そのものの書き表し方が違いますし、スクイ詰めや押手などの奏法の記述の仕方も違うのです。慣れるしかありません。慣れればどうってことないのです。
それよりも問題は、このごろ視力が落ちまして譜面の小さな文字が見えないことなのでした。つらし。


人気の投稿