2023年6月30日金曜日

白内障手術記

本日はたびたび「今年も半分終わったね」という言葉を耳にしました。
最近のお天気は不安定で気温は高く蒸し暑く、楽器に湿気はよろしからず、三味線にも大敵です。
楽器も人もコンディション管理に気をつけなくてはいけません。

さて、先月白内障の手術をしたお話です。
このお話もいろいろありますが、あくまで個人の体験でございます。

まずここ二~三年、左目の視力が落ちてとても見えづらく感じていました。お月さまは三つ見えるし信号機の緑の矢印は近づかないと判別しない状態でした。以前はメガネやコンタクトでよ~く見えていたのですが、矯正しても今までのように見えなくなり、視力検査をするたびに悪化してました。
しかし、長年通っていた健保の診療所では「白内障はあるけれどそれほどではない」と言われていました。
コロナ禍もあって、もう都内まで通うのやめて近場の眼科へ行こう、っと地元の眼科医院に転院したところ、検査の結果「白内障がかなりすすんでいる」という診断で手術を勧められ市内の総合病院を紹介されました。
まことにお医者さんによって白内障手術の診断は異なる模様です。

総合病院ではくわしく説明をしていただき、結局日帰り手術でまず左目、一週間後に右目の手術を受けました。
手術後はたいへんよく見えるようになり、「こんなに見えるのか!」というか、「こんなに見えてなかったのか!」と言うべきか。
まず自分の顔のシミもしわもはっきり見えてびっくりしました。それから今まで気づかなかった家のなかの汚れがあちこち気になり⇒せっせとお掃除せずにはいられない。
なによりメガネもコンタクトも無しで譜面が見えるようになったのがとてもうれしいです。

手術そのものは15分ほどで特に痛みもありませんでしたが、手術後の感染症がこわいそうで目に水が入ることのないよう、一週間は顔も髪も洗えませんでした。
あとは手術の前後にたくさん目薬が処方され、私の場合他にも目の病気があるため多いときは5種類の目薬をさすことになり、それが左目だけだったり右目だけだったり両目だったり一日に4回だったり2回だったり、とかなりややこしく、実際何回か間違えちゃった。
そして、力仕事や激しい運動も控えるようにとのことで手術後一カ月程度は散歩くらいしかできませんでした。あとは、視力が安定するまで運転用のメガネを作れず自分で車で出かけることができなかったのが不便でした。
おかげさまで今は特に制約もなく普通に過ごしております。
よく見えるようになりましたので、これからも目を大事にお稽古に励みたいと思います。


2023年6月11日日曜日

明るい気持ちになりました

流山市の「邦楽三曲演奏会」を聴きに行ってまいりました。
以前アマチュア合奏団「まどか」で苦楽を共にしたお友達が流山にお住まいで、演奏会情報を教えてくださったのでした。流山市は江戸川をはさんで三郷市の対岸にあります。こちらは埼玉県、あちらは千葉県。県は違えど橋を渡ればすぐそこです。

さて、流山市の「邦楽三曲演奏会」ですが、そのプログラムは最近のポップスから現代曲、古典に尺八本曲(尺八の古典曲)も、といろいろな演目がありました。流山市の三曲会は会員の方も多いようで、小学校低学年くらいのお子さまから若い方も、ご高齢の方もいろいろな年代の方がいらして、また男性も数人演奏されていて、流山市の邦楽愛好家は老若男女と幅広いようです。
会場はこじんまりとした公民館で、和やかな雰囲気でしたが、一組ひときわ素晴らしい演奏がありました。宮城道雄先生の難しい曲を、お三味線とお箏の1対1で完璧に演奏されました。見たところお箏を弾いているのは高校生くらいの女の子でした。
終演後ロビーでお見かけして、思わず声をかけてしまいました。やはり高校生で、お箏は4歳からならっているそうです。「とても素晴らしかったです。これからもがんばってください」とお伝えいたしましたら「励みになります」とおっしゃってくださいました。
美緒野会にも素晴らしい演奏をされるお子さまたちがたくさんいらっしゃいますが、あのように若い方の素晴らしい演奏に触れて、邦楽の未来は案外明るいのかもしれない、と、とてもうれしい気持ちになりました。

というわけで、今年度も「子どもおこと体験プロジェクト」が開催されますので、お箏、お三味線に興味のある方のご参加をお待ちしております。
くわしい内容とお申し込みは下記「美緒野会」ホームページをご覧ください。









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