2023年8月31日木曜日

お箏、生き返る


ご近所の知り合いに、以前お箏を習っていたという方がいらして、「もう弾かなくなったお箏があるのだけれど誰か使ってくれないかしら」とのことで、先日お宅にお伺いして引き取ってまいりました。
古いお筝でしたが、いつもの「琴三味線菊岡中むら」へ持っていき見てもらいました。
できるだけ直してみましょう、ということで修理をお願いしたところ新品のようにきれいになりました。キズやへこみは埋めて「焼きをいれた」そうで、糸を新しく張り替え、口前(くちまえ)もお店で可愛らしいものを選びました。
眠っていたお筝はまた弾くことができるようになりました。
うちのお弟子さんが楽しそうに弾いています。
お箏も喜んでいるように思われてなりません。

口前(くちまえ)キズ防止のカバーですね

尾布(おぎれ)口前と同じ柄で龍尾といわれる部分の当て布


2023年8月17日木曜日

コンクールだーーーーー。

8月11日、邦楽邦舞のお稽古にはげむ16歳以下のお子さまを対象とした「花みずき 邦楽邦舞ジュニアコンクール2023」が赤坂区民ホールで開催され、私の教室に通う小3の女の子も出場しました。

コンクールの主旨は、和のお稽古をがんばる子どもたちを応援するというもので、全員が何かの賞を受けられる非常に温かいコンクールなのでした。
とはいえ、審査員の方々を前にしての演奏や舞踊はいつもの舞台とはずいぶん雰囲気が違っていたのではないでしょうか。
当日は予選を通過した23組30名のお子さんが 本選に臨み、お筝やお三味線の演奏、または日本舞踊や神楽などを舞いました。

そして、結果発表となり、奨励賞や審査員特別賞やオーディエンス賞など次々名前が読み上げられ表彰状を受け取るのですが、うちのお弟子さんはなかなか名前を呼ばれず、全員何かの賞をもらえると聞いていたけれど何ももらえないのでは…と心配になってきたところで、小学生部門の第2位というすばらしい賞をいただくことができて、私は思わず涙ぐんでしまいました。
自分のことよりドキドキして心臓に悪いです。
まあ、本人もとてもうれしそうで、ご両親もとても喜んでくださって本当によかったです。
今年の夏の一番の思い出となりました。




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