9月6日㈮、三郷市文化会館で神田伯山独演会があり、聴いてまいりました。
生の講談を聞くのは初めてでした。実に面白かったです。
最初にお弟子さんが1席、神田伯山4席と5つもお話を聴いて休憩15分はさんで、3時間。1席30分を超えるお話はところどころ集中力が途切れて、つまりうたた寝しそうになりました。不覚。面白いんですけどね。
今回初めて知ったことがいくつかありますが、講談を話すことを「読む」というそうです。元々難しい本を分かりやすく面白く読む、今でいうところの「読み聞かせ」だったそうで、それで「読む」とのこと。
神田伯山は表情も声色も自由自在で、若い娘も乱暴な相撲取りも若旦那も…何人もの登場人物になりきっていて引き込まれました。
お話にはけっこう笑える要素もたくさん盛り込まれていて、隣りの席のおばあさんがやけに大きな声で笑ってました。
最後の4席目は怪談だというので怪談は苦手なのでちょっといやだな、と思いましたが、牡丹灯籠のお話で、そこまで恐ろしい場面がなかったのでほっとしました。
講談も面白いですね。
日本には落語や講談など一人が話すだけの芸がありますが、海外にこのような芸能があるのでしょうか。
たくさんの人が、たった一人の話芸を聴きにくるというのも日本の独特の文化だと思ったのでした。
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